新編 魔法少女まどか★マギカ ひぐらしのなく頃にの物語10人の魔法少女達・・・ 第3章
マミの自宅で・・・マミ「ただいま、お父さん、お母さん・・・」学校から帰宅して、2人のお位牌の前に線香を添えて両手を合わす。これが彼女の毎日の日課である・・・マミ「私・・・今ね、クラスに転校生のお友達ができたの・・・やっと孤独から開放できるのよ・・・でも、何かさみしいな・・・」この時、マミの過去に脳裏をよぎる・・・車でドライブ中・・・ マミ「お父さん、お母さん、私ね・・・今とても幸せよ!」 「マミが幸せなら、お父さんの嬉しいよ・・・こうやってみんなでドライブして、海を眺める・・・」 「ええ・・・今日はマミの誕生日よね・・・何処か高級なレストランで食事にでもいきましょうか?」 マミ「うん、お母さん・・・いつもありがとう(ニコ)・・・毎日こんな楽しい人生が続くといいな」 しかし・・・ここで最悪な事態に陥る! その時、子供がいきなり道路に飛び出してきた! それを避けようと対向車線に飛び出してマミ達の車がダンプカーに衝突した! 突然の交通事故で、一家全員が悲劇な結末となった・・・マミ「いやよ!・・・いや〜〜!! 誰か助けて・・・!」横転した車の中に閉じ込まれて驚嘆するマミだけが奇跡的に無事だった・・・しかし両親は帰らぬ人となった・・・そして・・・キュゥべえ「キミだけはこの壮大な力で、あの時の事故から奇跡的に一命を取りとめた・・・」マミ「私・・・今ひとりぼっちなの、キュゥべえ・・・私どうしたらいい・・・」キュゥべえ「魔法少女になって、キミがこの町を救ったらいいよ・・・それが天国にいる両親への親孝行だとすればいい・・・」マミ「こんなか弱い私にもなれるかしら?」キュゥベえ「もちろんだよ!・・・ボクが見えるのなら、キミは魔法少女としての素質は十分にある!」マミ「なら、お願いできるかしら・・・」キュゥべえ「じゃあ、契約成立だね!・・・そして、これがキミのソウルジェムだよ」キュゥべえは黄色のソウルジェムを彼女に手渡した・・・キュゥべえ「これを、上部にかざせば、キミはいつでも変身できる・・・これから戦うかどうかは、後はキミの腕次第だ!」
マミ「こんな私が、今魔法少女として、町の平和のために戦っているの・・・」
「随分と背負っているものがあるんだね・・・」その時、マミの部屋に1人の少女が現れた。マミ「あなたは・・・鹿目さんと同じクラスの暁美さん!・・・いつの間に!?」ほむら「町の平和のために戦って・・・それだけであなたの孤独感から解消できるの?」マミ「市民全体のお役に立てるのなら、それでも良いと思っているわ!」ほむら「その解消目的にさやかやまどかを引き込んで、魔女退治になんて考えないほうがいい・・・この先どういった事態を招くか、あなたには、まだ知らない・・・」マミ「暁美さん・・・どういう理由なの?」ほむら「いい・・・魔法とは、自然の法則に支配されない壮大な魔力が発揮する・・・そのことはご存知よね・・・」マミ「ええ・・・」ほむら「しかし、その壮大な魔力には危険もあるでしょうし、それだけに過酷でもある・・・もちろん死ぬことだってある!」マミ「一応、訓練は欠かせなかったわ・・・」ほむら「魔法少女はただ、あなたのような少女だけではない・・・20歳代の魔法少女、30歳代の魔法少女、中には40歳代の魔法少女だっているわ」マミ「それ、本当なの!?」ほむら「ええ・・・熟練者なんていくらでもいる・・・生半端な戦いは帰って命を落とすだけ・・・その後で穢れて魔女化されてしまうことだってあるから」マミ「それだけに恐ろしい戦いだってことなのね・・・」ほむら「だから孤独解消とか、親孝行とか、自分の気持ち次第で魔法少女はやめたほうがいい・・・仲間を集めたかったら、他に方法を探せばいい」マミ「何かあるのかしら?」ほむら「そうね・・・あなた、アイドル歌手になりなさい!」マミ「えええ〜!!・・・私が!?」ほむら「あなたなら、きっとなれるわ・・・スタイルいいし・・・」マミ「私になんて・・・絶対にむ〜り!!」ほむら「いいえ、そんなことない・・・まずは自信を持ちなさい!・・・今すぐ町へ出かけて、芸能事務所派遣でカメラマンからスカウトが来るまで待っておくの・・・始めは歌手になって、ドラマやバラエティーなどで正統派女優しても出演していけば、将来ハリウッドスターも夢じゃないわ・・・それだけの出世があれば、それがあなたにとっての本当の親孝行じゃないのかしら?」マミ「本当に、いい将来の夢ね・・・」ほむら「そうでしょう・・・オーディションには、同じ仲間もたくさんいるし、一緒になってレッスンを受ければ孤独感も無くなる・・・仕事は大変だけど、きっと良い人生が充実できると思うわ・・・だから魔法少女になったって、両親が喜ぶとは思わないわよ・・・」マミ「ええ・・・わかったわ・・・じゃあ私、実行してみるわ・・・暁美さん、良いアドバイスありがとう(ニコ)」ほむら「カメラマンのほうは私が手配するわ・・・応援するから頑張って(これで、巴マミは当分魔法少女にならなくて済む・・・)」そしてほむらは、マミの自宅から出て行った。
一方、見滝原中学校では、圭一と魅音、レナの3人が机並べて居残り勉強をしていた・・・魅音「ねえ、圭ちゃん・・・この問題分かる?」魅音が数学の公式に頭を悩ませた・・・圭一「俺に聞いても、しらね〜よ・・・今の授業でもついていけるかどうかだし・・・」まどか「あ・・・これですね・・・このように解いていけば、いいんじゃないでしょうか?」魅音「そっか・・・ありがとう」圭一「つ〜か・・・何で3年のお前が、1年後輩に質問しにくるわけ?・・・いつものことだけどさ」魅音「そんな、細かいこといいなさんなって・・勉強はわからなかったら、わかる人に聞くのが当たり前じゃん?」レナ「でも、まどかちゃん・・・3年の問題も教えられるなんてすごいね〜」まどか「一応、一通り予習もしてきたんで・・・」さやか「でも授業中は、たまにお絵かきもするけどね・・・」まどか「もう、さやかちゃん!・・・恥ずかしいこと言わないでよ(涙)」さやかはまどかに少しからかいぎみで言った。
そして夕方・・・居残り勉強会を終えた圭一たちが帰宅する。
圭一「やっと終わった〜・・・トホホホ」初日で勉強させられたため、くたびれている・・・レナ「何か、一生懸命に頑張った感じだったよ・・・まどかちゃん、さやかちゃん、ありがとう・・・」まどか「どういたしまして・・・」さやか「今の程度の問題なら、いつでも習いに来てよ」レナ「うん・・・じゃあ、レナ先帰るね・・・」魅音「うちもレナと同じ道のりだから・・・」圭一「ああ・・・またな・・・」レナと魅音は途中で圭一達と分かれた。さやか「ちょうどいい・・・ここで、2人きりにさせてみ〜ようっと・・・」そこでさやかが、都合良く分かれを言う。さやか「じゃあ・・・あたしも急用あるから、ここでさよなら〜・・・」まどか「ちょっと・・・さやかちゃん・・・」言い訳するさやかが、あたふたと帰って行った・・・そして、圭一とまどかの2人きりになった・・・まどか「あの・・・前原さん・・・」圭一「別に圭一って、呼んでいいよ・・・同じクラスになっているんだし・・・」まどか「じゃあ・・・あたしも圭一君って呼んでいいかな・・・」圭一「おう・・・」まどか「雛見沢村・・・ここから山奥を通って帰るんだよね・・・通学大変そうね・・・」圭一「まあな・・・この場所への通学用バスは通らないし・・・雛見沢分校からはすぐ近くなんだけど、この学校からの距離は結構あるな」まどか「少し遅くなったみたいだけど、ごめんね・・・両親、心配しない?」圭一「別に平気・・・親は単身赴任でしばらくはいないし・・・今は1人だからね・・・この近くで寮でも借ようと思っていたけど、なかなか見つからないし・・・何でか俺ん家だけ、この場所から遠いんだよな・・・レナや魅音は、そう遠くないんだけど・・・」まどか「あっ・・・もし良かったら、あたしん家で泊まらない?」圭一「まどかの家で?」まどか「実はパパとママに話したら、是非歓迎してくれるって・・・今日、遅くまで付き合わせたから・・・」圭一「じ、じゃあ・・・お言葉に甘えて・・・」照れくさそうに彼が言うと、まどかは自分家に誘うと歓迎する・・・「お〜と!・・・圭一さんだけ、いい思いはさせませんわよ〜!」と!?・・・2人きりのスイート中に、どこからかともなく、彼の腰を捕まえて、止めようとする!圭一「げっ!・・・沙都子!・・・いつの間に!?」沙都子「フフフ・・・ここは、わたくしも御一緒に行かせてもらいますわよ〜!」圭一「え〜い!・・・お前、図々しいぞ!!」沙都子「実はわたくしだけではないですわよ〜!」梨花「僕も一緒に行きたいなのです」羽入「僕も〜・・・」圭一「り、梨花や羽入まで・・・」梨花「ダメですか?」まどか「もし、よろしかったら皆さんも御一緒に来ていいわよ」涙を滲ませながら懇願する梨花と羽入・・・それを心優しいまどかが親切に受け入れる。「わ〜い!!!・・・ありがとうございます!」すると3人は声を上げて喜んだ。圭一「お前ら見滝原小学校の児童だろ!・・・なぜ、ここにいること分かったんだ?」沙都子「実は彼女から、教えてもらいましたの」すると、白い髪型の女の子が挨拶をした。なぎさ「どうも初めまして、百江なぎさです・・・」まどか「あっ!・・・なぎさちゃん・・・久しぶりだね」沙都子「彼女から中学生のお友達のこと、ぜ〜んぶお聞きしましたわよ」圭一「今、同じクラスなのか?」沙都子「そうですの・・・もちろん、圭一さんの噂も流してありますわよ〜」圭一「おい!・・・それだけはやめてくれ〜(涙)」そして、圭一と沙都子達がまどか自宅におじゃました。
まどか「ただいま、パパ・・・」知久「おかえり・・・まどか!」詢子「あら、おかえりなさい」まどか「あっ、ママ〜・・・もう帰っていたんだね?」詢子「今日は時間休で、特別早く帰られたの」まどか「それより、今日お友達連れて来たんだ〜」圭一「どうも、初めまして・・・前原圭一です」沙都子「北条沙都子です」梨花「古手梨花です」羽入「僕は羽入と申します・・・」詢子「すると、なぎさちゃん含めて4人のお友達なのね」まどか「ちがうよ、ママ・・・5人来ているよ」知久「いや・・・4人しか来てないけど・・・」この時、両親が不可解に思った・・・友達は実際に5人来ているのに、4人しか存在していない・・・圭一「そうか・・・羽入だけは、普通の人には見えないのか」まどか「あら、そうなんだ・・・じゃあ、さっきの挨拶も聞かれていなんだね・・・」羽入「くすん・・・(涙)」まどか「き・・・気にしなくても、大丈夫だよ、羽入ちゃん・・・パパとママはきっと受け止めているよ」梨花「よしよし・・・」泣いている羽入をまどかと梨花が慰める。詢子「まあ、どうぞ、上がって・・・」「おじゃましま〜す!!」沙都子率いる女の子達が元気に上がった。知久「君が噂の転校生の男子だね・・・話はまどかから聞いたよ」圭一「はい・・・」詢子「いい男の子じゃない・・・本当まどかにぴったりみたいね」圭一「あ、ありがとうございます!」知久「これは、早速結婚式の予行演習とでもいきますかね・・・」詢子「あら、それいいわね、あなた」圭一「え!?・・・いきなりの予行演習ですか〜〜?」まどか「もう〜、パパもママも圭一君の前で、おかしなこといわないで!・・・予行演習なんて、まだ早いよ〜・・・」知久「あははは・・・冗談だよ」圭一「いや・・・2人とも目が本気だったんスけど・・・」タツヤ「おね〜ちゃんのこいびと!・・・じゃあ、ボクのおに〜ちゃんだ〜!」まどか「こらこら、タツヤもおかしなこと言ってはダメ!」梨花「じゃあ、タツヤ君はおねえちゃん達と一緒に遊ぼうね〜・・・」タツヤ「うん・・・あそぼ〜!」梨花「羽入も、一緒に付き合ってもらえますか?」羽入「は〜い・・・なのです(はあと)」沙都子「なぎささんも行きましょうかね・・・」なぎさ「ええ・・・」沙都子達は先に部屋へ行った。知久「ははは・・・子供達は、元気があっていいな」詢子「ええ、本当に羨ましいわ・・・私なんて、仕事疲れで、あのような元気はないのに・・・」まどか「でもママは、仕事一生懸命頑張っているから、すごいよ」知久「ふつうの人にはできない仕事をこなしているからキャリアなのだよ・・・それだけの責任感があってからこそ、生き甲斐というものが存在できると思うな」詢子「あら、あなた、いいこと言うじゃない・・・とても嬉しいわ」まどか「生き甲斐ねえ・・・(今のあたしの生き甲斐って何かな?)」知久「じゃあ、今日はお客さんもいるから、腕によりをかけた特別料理を準備しちゃおうかね!・・・それまで部屋に待っていてくれ!」まどか「うん・・・パパ!」知久の言うとおりに2人は部屋へ行く・・・まどか「ん、どしたの?圭一君?」何か彼のぎこちない進み方にまどかが疑問に思う・・・圭一「いや・・・沙都子のことだ!・・・また、どこかに罠を仕掛けているに違いない・・・まず、あの先の部屋があやしい・・・」あたりを見回したり、片隅に隠れたりと警戒しながら進んでいく彼・・・人の家におじゃましてまでも、いたずらをするのだろうか・・・まどか「何も仕掛けられていないよ・・・」まず先に自分の部屋の扉を開けて確認したが、何も仕掛けられていなかった・・・圭一「そ・・・そうか、じゃあ安心して入っちゃおうかな・・・」すると、みんなでトランプをやり出した・・・梨花「ちょうど、みんなで遊んでいるところなのです・・・一緒にやりませんか?」まどか「あら、いいわね・・・」圭一「よし!・・・誰がトップになれるかみんなで勝負だ〜!!」圭一はみんなのいる部屋で、大はしゃぎした。戻る 続く
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