新編

魔法少女まどかマギカ

ひぐらしのく頃にの物語

10人の魔法少女達・・・

 

第7章

 


 

放課後・・・ファーストフードで夕暮れまで楽しんだまどか達が帰宅する・・・

さやか「今日も恭介のお見舞いに行かければならないから、お先に帰るね!」

まどか「うん・・・また明日」

マミ&魅音「じゃあ、私達もここで・・・」

レナ「さようなら・・・」

まどか「あれ、圭一君は先に帰ったのかな・・・」

レナ「あ・・・そう言えば途中からいなかったね・・・ひょっとしたら紗都子ちゃんのトラップにかからないように警戒して先に帰ってかもしれないね・・・自宅まで遠いらしいから・・・」

まどか「もう〜!・・・今日も一緒にお勉強しようと思っていたのに・・・」

レナ「(いつも圭一君と一緒に勉強しているのかな・・・もしかしてまどかちゃんも圭一君のことが好きなのかな?かな?)あのね・・・まどかちゃん・・・」

その帰宅途中、どこからなく声がまどかに聞こえてきた!

「「「大変だよ、鹿目まどか!・・・人の様子がおかしい!」」」

まどか「その声はキュゥべえ!?」

レナ「え?・・・キュゥべえって?」

そして、工場裏の人通りの少ない鉄骨建物でまどかとレナが奇妙なものを見る・・・

レナ「あそこに人々が何処かへ歩いて行っているのが見えるけど・・・何かあるのかな?かな?」

まどか「行ってみよう!」

レナ「あっ・・・待って・・・」

 2人は、早速現場へ駆けつけると、人々が何か巻物を持って、鉄骨建物へ一列に向かっている・・・何かに操られている様子だった・・・

  「みんなで宴だ!」

  「「「おう!!」」」

まずは住民達のかけ声が上がった!・・・そして・・・

 仁美「さあ、今までの不幸せを皆さんで分かち合いましょう!」

  「「「おう!!」」」

まどか「あれ仁美ちゃん?・・・今日は日本舞踊じゃなかったんじゃ・・・」

レナ「ひょっとしたら、今日失恋して動転しているかもしれないよ・・・」

まどか「そんなはずじゃあ・・・」

仁美を先頭に、他の住民たちがバケツに入っている奇妙な水に巻物を入れようとしている・・・その先のガラスには怪しく何かが光っている・・・それをまどかが必至で止めようとするが操られている彼女達には振り向いてくれない様子だ!

 レナ「もしかして・・・また何かに汚染されているのかな・・・かな」

まどか「そうみたい!」

レナ「でも・・・つい最近まで圭一君が全て消滅させたはずよ・・・」

まどか「それとこれとは話が別・・・」

  この建物で見る現象に、レナが愕然する・・・

キュゥべえ「やばい・・・このままでは危険だ!・・・まずはいったん引き返そう!」

まどか「でも・・・仁美ちゃんと住民達が危ないよ!」

キュゥべえ「これは魔女の宴だよ・・・住民達は何か思わしくなかったことがあったのかな?・・・そのために精神が操られているに違いない!・・・あのバケツで巻物を入れた人は、みんな光ったガラスの中へと運ばれて行くんだよ・・・キミ達もあの光の中へ入ったらおしまいだ!」

 キュゥべえがまどかの前に現れて警告した!・・・

しかし、操られた住民達が次々と手持ちの巻物をバケツに入れて正面のガラスへ向かっていく・・・

その時・・・

まどか「だめ〜〜!!!」

 救助作戦に取り掛かろうと、まどかが駆けつけて、そのバケツを光っているガラスにぶっかけた!!

ぶっかけられた水は、巻物と一緒に割れたガラスを突き抜いた!

キュゥべえ「まどか!!・・・何てことを!!」

まどか「だって、このままでは、みんな死んじゃうんだよ!!・・・仁美ちゃんだって・・・」

キュゥべえ「まずいよ・・・魔女の祟りにあっちゃうよ!」

 そして住民達は気を失ってしまい・・割れたガラスには、絶妙に恐ろしい何かがやって来る・・・

「動かないで・・・」

その時、異次元空間のように辺り全体が停止している様子が見えた・・・この時に動いているのは、まどかとレナとキュゥべえだけだった。

ほむら「どうやら、間に合ったようね・・・」

まどか「ほむらちゃん?」

ほむら「あれは、恐らく『はこの魔女』!」

まどか「はこの魔女?」

ほむら「話は後・・・あなた達は少し下がっていて!・・・」

 魔法少女に変身したほむらが停止中のはこの使い手を退治する・・・

しかし、停止時間が経過してしまったのか・・・はこの魔女のほうだけ、再び動き始めて無数の光線で攻撃を開始する!

ほむら「この位・・・」

百戦錬磨と言うべきか・・・補助技『クロックアップ』を巧みに駆使したほむらは相手の無数の攻撃を難なくかわした!

ほむら「これでおしまいよ!」

長い髪をかき上げるしぐさをして、持ち前の必殺技『対戦車兵器』で、その魔女をも撃破した・・・

しかし、彼女にとっての最悪の宿敵が現れる!

ほむら「また新手の敵!?・・・ソウルジェムの反応が無いことは、キュゥべえの言った例の魔女!?」

「フフフ・・・しばらくのようね!!」

ほむら「お前は!!」

「アンタって人は、本当に厄介ね・・・いつも邪魔ばっかり!」

 バラのような真っ赤なコスチュームの少女がやって来た!・・・魔法少女に装ったその姿は、ほむらとキュゥべえ以外、普通の人には見えない・・・

 キュゥべえ「気を付けて・・・彼女こそがあのイレギュラー的な魔女だ!!」

ほむら「あいつが!?」

「ここで・・・打たせてもらうわよ!!」

彼女の弓矢がほむらを直撃する・・・

ほむら「あの矢は・・・まどかの武器!?」

 それ矢を彼女は瞬間にかわしたが・・・

「スキあり!!」

ほむら「速い!」

そして、すかさずレイピア『エッジ』の技で、ほむらの肩を斬りつける!

ほむら「きゃあ!!・・・今度はさやかの武器!?・・・何て奴だ!」

不利な戦況のほむらだが・・・体勢を取り直し、相手に『クロックダウン』補助技をかけて、ゴルフクラブで乱打する!

「フフ・・・そんな攻撃、当たらないわよ!!」

 ほむら「そんな・・・『クロックダウン』が通用しないなんて!?・・・」

「こちらも『クロックダウン』の補助技を使わせてもらっているわよ!」

少女は『エッジ』で再び仕掛けるが、ほむらもゴルフクラブで身を防ぐ・・・お互いの武器で交差するその威力は鉄骨建物にも影響を及ぼしている!

レナ「レナ・・・ゆ・・・夢でも見ているのかな・・・かな・・・」

この奇怪現象にレナが腰を下ろして驚愕する・・・

キュゥべえ「どうやら彼女1人では荷が重すぎるようだ・・・このままでは、暁美ほむらがやられてしまう!・・・どうする、鹿目まどか!?・・・キミが早く魔法少女になって一緒にあの魔女を叩こうよ!」

まどか「あたしでも魔法少女として契約を交わせば、ほむらちゃんを助けられるの?」

キュゥべえ「諦めたらそれまでだ・・・でも、キミなら運命を変えられる!」

その時、キュゥべえに1発の銃弾が飛んできた!・・・それを敏感に気づいて、すかさず逃げていく・・・

 ほむら「駄目よ!!・・・まどか・・・そいつの言いなりになったら!」

 まどか「どのような戦況か、あたしにはさっぱり見えないけど・・・ほむらちゃん、押されているよ!」

ほむら「私なら大丈夫よ!」

「ハハハ・・・戦闘中にぼんやりして、いいのかしら!」

ほむら「くっ!・・・ここまでか!」

まどかとの会話の余興に少女が彼女の隙を狙うその時・・・

「「「キャッハハハ!・・・キャッハハハ!」」」

遠くからの笑声がかすかに聞こえてきた・・・まだ、近くまでにはやってきていない様子だ!

「あ〜、もう・・・こんな絶好の時に舞台様からの合図か!」

ほむら「舞台!?・・・ワルプルギスのこと?」

「フン!・・・アンタ命拾いしたわね・・・だけど、次こそは必ず!・・・」

 少女は最後に忠告して、夜空へと消えて行った・・・

ほむら「強い・・・早く対策を考えなければならないようね・・・」

相手の戦力に実感した彼女・・・かなりの苦戦を強いられていた・・・

まどか「ほむらちゃん・・・大丈夫?」

それを、心配そうにまどかがやって来た。

ほむら「ええ・・・私は平気よ」

まどか「でも、肩を痛めているよ・・・」

ほむら「ほんのかすり傷よ・・・あなたが心配することではないわ」

 痛々しい傷口を押さえながらも、冷静さを取り戻す・・・

しかし・・・その後ろで腰を下ろしているレナがあるものをはっきりと見ていた。

レナ「あの・・・レナ・・・今見ちゃったの・・・」

まどか「えっ・・・何が?」

レナ「なんか・・・白い生き物を・・・」

まどか「あのね・・・あれはね・・・」

ほむら「それより、住民達は大丈夫かしら?」

まどか「ええ・・・目を覚ましたみたいよ・・・」

「我々はいったいどうしたんだろう・・・」

「ここにいても用はないから、さっさと帰ろう!」

 この時、住民達が我に返った・・・

まどか「あ、仁美ちゃん!」

仁美「あら、わたくしったら・・・どうしてここにいるのかしら?」

 仁美もぼんやりとした顔で、ようやく我に返った・・・

まどか「仁美ちゃん、今日のお稽古は?」

仁美「あっ!・・・うっかり忘れていましたわ!・・・はあ〜、わたくしどうかしていました・・・きっとお疲になっているのですわ・・・早く自宅で休養しなければ・・・」

 顔面蒼白な仁美が携帯電話で両親を呼んだ・・・その彼女の行動は、まどか達にはまだ気付いていないらしい・・・

まどか「仁美ちゃんって・・・操られていなくても何か同じみたいね・・・」

ほむら「みんな、無事で良かったわ(にこ)・・・」

彼女達の前では微笑むほむら・・・だが、自分の真の表情を隠していた・・・

レナ「元々梨花ちゃん以外には見えなかったの・・・でも今はレナも圭一君達も見えるようになったからね・・・」

ほむら「(彼女にキュゥべえが見えていたってことは?・・・ひょっとすると羽入さんが見えていたからかも知れない・・・現にまどかやさやかも見えていたことだし・・・もし、それが真実ならば、前原圭一にもキュゥべえが見えることになるはず!・・・)」

まどか「本当にありがとう、ほむらちゃん・・・ねえ、さっき、どうしてキュゥべえを打とうとしたの?」

ほむら「あいつは何を企んでいるのか、分からないから・・・それにあなたは今のままでいい!」

まどか「ええ・・・」

 ほむらのことが心配で気が気でないまどかだが、彼女の鋭い目つきでの忠告には、素直に従うべきだった。

ほむら「竜宮レナ!」

レナ「えっ!・・・な〜に?」

ほむら「ここで起こった出来事は、クラスのみんなには内緒よ!」

レナ「う、うん・・・わかった・・・」

そして、ほむらは2人の前から去っていく。

 

 翌朝・・・見滝原中学校のSHR前の時間・・・廊下で、圭一は別クラスの男子生徒と会話していた。

男子生徒(CV:男性声優)「へえ〜、それで前原はあんな遠くからわざわざ登校しているんだ・・・」

圭一「以前の学校でも転校してきた身だったからある程度は慣れているけどよ・・・この学校じゃあ、どうも俺には割に合わないみたいだな」

男子生徒「気のせいだと思うよ・・・一応俺も臨時転校生の身だからな・・・でもクラスでは、今、君が人気者になっていると聞いたよ・・・」

圭一「俺って、もう人気者か!?」

男子生徒「まあ噂だけどね・・・それにさ・・・お前の教室で何かやっているみたいだけど・・・」

圭一「ま〜さか・・・」

男子生徒「そんなに気にすることないかな・・・まあ、こらからも頑張りたまえ!」

圭一「ああ・・・ありがとう」

 男子生徒が彼の肩をポンポンと叩きながら励ました後、別の教室へ戻って行く・・・そして、圭一が自分の教室の扉を開けたその時!

 ご〜ん!!(×☆)

アルミ製のたらいが彼の頭上に落ちてきた!

圭一「痛っ!!・・・く〜、誰だよ!・・・」

痛そうに頭を押さえながら、教室を見ると・・・

沙都子「おーっほほほ・・・まんまと引っかかりましたわね・・・いくら圭一さんでも、この不意打ちには見抜けられないですわよね・・・」

 なぜか、沙都子のトラップに引っかかった圭一を見て、高笑いしていた・・・そして、クラスのみんなも爆笑していた。

圭一「げっ!・・・沙都子!!・・・何でお前が、こんなところに!?」

沙都子「今日は圭一さんがちゃ〜んと真面目にやっているか、確認しに来たのですわ」

圭一「そんな事よりお前、今日は学校だろ!?」

レナ「小学校の方は、6年生の校内研修で他の学年の児童はお休みだって・・・」

圭一「なぬ〜、そうなのか!・・・どうして、ここがわかったんだよ!?」

まどか「今日、魅音ちゃんと一緒に登校したみたいよ・・・」

圭一「あの魅音め・・・要らんことを!」

沙都子と圭一がもめている最中、クラスの生徒達は、只今騒いでいる・・・

圭一「あっ!お前・・・偉そうに俺の席に座ってんじゃねえ〜!!」

沙都子「成る程ね・・・ここが圭一さんの席ですか・・・一番後ろだと、授業中、真面目に受けているのが疑わしくなりますわね・・・」

この時、圭一は図星を突かれた・・・

圭一「は〜やく帰れ!!(べ〜)・・・生意気なお前がこんなところいたら、そのうち中学生に泣かされるぞ〜!」

沙都子「げっ!(ドキっ)・・・泣かされるのは嫌ですわ・・・わかりましたわよ〜・・・こんなところ早く出ますわよ!(ムスっ)」

圭一「お〜ら・・・しっ、しっ!」

 圭一にちゃ化されて、ふくれた沙都子は席を離れる・・・そして彼が席に着くその時・・・

ガタッ!・・・ドボン!

圭一「ぐあっ!!」

まどか「け・・・圭一君・・・大丈夫?」

椅子にも彼女のトラップが仕掛けられていたのだった・・・圭一は、2度も罠にはまった。

沙都子「おーっほっほっほっほ・・・最近スキが甘くなっているんじゃないのかしら?・・・圭一さん・・・まだ1つありますけどね」

圭一「くっくっくっ・・・」

彼が起きた後、なぜか周りの生徒達がクスクスと笑う・・・

圭一「何だよ、みんな・・・何がおかしい!?」

さやか「ちょっと圭一君、背中に何か張られているわよ・・・」

圭一「げっ!・・・」

それをさやかが見つけて、彼に見せると・・・『私はアホです』と書かれた用紙が張られていたのだった・・・

圭一「沙〜都子!!!・・・この野郎!!!」

沙都子「おーっほほほほ・・・そう簡単に当たりませんわよ・・・」

 圭一が憤慨して、あるもの片っ端から沙都子に当てる・・・しかし、彼女はそれを上手くよける・・・

まどか「わっ、わっ!・・・圭一君・・・あんまり暴れたら・・・その内、先生来ちゃうよ〜(涙)」

 それを慌てるまどかが、必死で止めようとするが、見境のない彼は気付けない・・・

ほむら「・・・(ペラ)」

  クラスみんながパニック中、彼女1人だけは静かに本を読んでいた。

圭一「こんのおお〜!!(怒)」

沙都子「こっちだよ〜(べ〜)」

 圭一が物を投げて、それを沙都子が避けながら、出入り口まで陽動したその時・・・

早乙女先生「は〜い、皆さん・・・今から・・・きゃっ!!」

 コンっ!!

彼女に当てようとして投げたちりとりが、なぜか教室に入ってくる早乙女先生の顔に直撃した!

圭一「や!・・・やべえっ!(汗)」

先生の怒りが始まる中、警戒する周りの生徒達は颯爽と自分の席に戻る・・・圭一1人、やっかいなことになった・・・

沙都子「(あっかんべ〜だ!)」

先生に気付かないように・・・彼女の後ろで最後に挑発した後、教室からこっそりと去っていった。

早乙女先生「ま・え・ば・ら君!!!(怒)」

圭一「すみませ〜〜ん!!!(涙)」

 そして・・・先生に散々怒られた圭一は、水の入ったバケツを両手に持ちながら、廊下に立たされていた・・・

圭一「はあ〜・・・転校早々立たされるなんて・・・俺ってなんて屈辱なんだろう〜・・・おまけに隣の教室は丸見えで、みんなからの笑い物にされているし・・・くそ〜、沙都子の奴め〜!」

 

その時、廊下を歩いている1人女子生徒が彼を見ておののく・・・

レイリー「何て、恐ろしい・・・」

圭一「何だよ、お前!」

レイリー「びくっ・・・ア、アンタ・・・今、女難に遭っているみたいよ・・・帰って引っ込んだほうがいいかも・・・」

 彼に何らかの恐怖症があるのか・・・慄然する彼女がそう忠告して、そのまま通り去って行った・・・

圭一「ちっ!・・・何だ、あいつ、訳のわからん事を!」

 舌打ちをした圭一が、遠くで彼女を睨み返した。

 

 そしてお昼時間・・・雛見沢商店から仮設事務所に戻る知恵先生に、早乙女先生からの苦情の電話が来ていた。

「「一体!!・・・おたくの生徒はどういう教育を受けているの!!」」

知恵先生「あの〜・・・何かあったのでしょうか・・・」

「「『あの〜』じゃないですよ!・・・今日ね、前原君が、うちの学校で悪ふざけをしていたの!!」」

知恵先生「またですか?・・・でも前原君に限って・・・そのようなことは・・・」

  「「授業は真面目に受けないわ・・・成績は思わしくないわで・・・もう散々よ!!」」

知恵先生「は、申し訳ありません・・・」

「「余りにも度が過ぎていましたので、彼には特別追試を受けさせることに決めましたの・・・その試験に合格するまでは、そのままうちの学校で預けたままにしておきます!!・・・その方針で、そちらの校長先生と教育委員会にも周知させますので・・・そのつもりで・・・ガチャ!」」

・・・と忠告されたあと、電話が切れた。担任教師としての責任を重んじている知恵先生は、この後ネガティブな方向へと展開する・・・

知恵先生「はあ〜・・・やはり私の教育のしつけが出来ていないから、前原君はあんな態度を・・・」

知恵先生「私は教師失格なのでしょうか・・・前原君の問題起こしたことが、校長先生にも聞かれたら、私は教育委員会に呼び出されてしまい、懲戒免職にされてしまう・・・そうしたら、仕事が無くなる・・・もうカレーライスが食べられなくなっちゃう・・・はあ〜・・・もう、おしまいだわ〜・・・」

彼女が買い物袋を下ろして落ち込むその時・・・

「何なら、あたしがカレーライスを腹いっぱいに食べさせてあげますよ・・・」

そこで、どこからかともなく現れたのがレイリーだった・・・

知恵先生「あら・・・その制服は・・・確か見滝原中学の子・・・よね?」

レイリー「もう関係ないことですよ・・・毎日、出来の悪い生徒の面倒みるのは大変でしょう・・・あたしと一緒にシルエットを楽しみませんか・・・」

知恵先生「ぜひ楽しみたい・・・わね」

レイリー「仕事なんて、忘れちゃってさ・・・もっと楽に生きようよ、ねえ〜・・・“知恵留美子”」

知恵先生「は〜い・・・楽しみましょう・・・」

レイリー「よ〜し、よし・・・それでいいわ・・・」

 そして、魔女の姿に変身したレイリーが知恵先生を操って、連れ去っていく・・・この時、雛見沢村に最初の危機が起こった・・・

 

戻る  続く

 


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