新編 魔法少女まどか★マギカ ひぐらしのなく頃にの物語10人の魔法少女達・・・ 第8章
見滝原中学校のお昼時間・・・校庭のベンチで、本を読んでいる最中・・・「「「鹿目まどか!・・・早くボクと契約して魔女共を退治しようよ・・・マミは忙しくて出来ないと言うし・・・さやかは契約しないと言うし・・・今はキミしかいないんだよ・・・最強の魔女はもうじき襲ってくる・・・キミがいないとほむら達が危ないんだよ!」」」まどか「その声は、キュゥべえ!?」彼の声がふと、彼女に聞こえていた・・・キュゥべえ「このままでは、暁美ほむらがやられてしまう・・・どうする、鹿目まどか!?・・・キミが早く魔法少女になって一緒にあの魔女を叩こうよ!」まどか「ほむらちゃん、自分では平気と言っていた・・・でも魔女が増えたために、かなり苦戦していた・・・やっぱり無茶だよ・・・ほむらちゃんだけでは、魔女退治は厳しすぎるよ・・・」昨夜の事件のことで、懊悩しているほむらが心配でほっといておけなかった。そこで彼女がやって来た・・・ほむら「まどか!・・・あなたはキュゥべえと契約したらダメだからね!」まどか「今、キュゥべえの声が届いたの・・・“ほむらを助けて欲しい”って・・・それに昨日の痛みが、まだ残っているみたいだけど・・・ほむらちゃん、思い詰めているというか、何だか苦しそう・・・」ほむら「別にあなたの助けをもらわなくっても、平気だから・・・傷の方は、もうすぐ治るわ・・・」まどか「ねえ、あたし達って『友達』・・・だよね?」ほむら「ええ・・・勿論よ」まどか「良かった(にこ)・・・あのね・・・魔法って最後に願いごとが叶うんだよ・・・」ほむら「願いごと?・・・別に叶わなくても、今のあなたのままがいいと思うけど・・・」まどか「ほら・・・あたしって、人前で自慢できる得意なものなんて何もないし・・・運動も苦手だし・・・力も弱いし・・・だからね・・・あたしもほむらちゃんとおんなじように魔法少女になって一緒に使命を果たしたいの・・・みんなが平和になれたらいいなって・・・それでお役にたてたらなって・・・そう思っているの」ほむら「あなたの考え甘いわよ・・・そんな目的のために、一緒に戦おうなんて思わないから・・・」まどか「そんな・・・どうしてなの?・・・ほむらちゃん・・・」この時、ほむらが冷たくあしらうと、悲しそうな瞳でまどかが見つめる。ほむら「それはね・・・あなたを失いたくないからなの!・・・(泣)」まどか「ほむらちゃん・・・」すると、ほむらが突如泣き出した・・・静かな校庭でかすり声を出しながらむせび泣きをする彼女は、まどかのほっぺたに優しく手を差し伸べた・・・ほむら「ええ・・・助けたい気持ちはわかっているわ・・・だってあなたは、私にとっての大切な友達・・・最も大切な仲間・・・そして最後に残った道しるべ・・・(涙)」この時、ほむらには、先の未来で彼女の最期を何度も見てきた・・・彼女を破滅させられる姿を見たくない・・・その追憶が脳裏となって映ったために涙していた。ほむら「あなたと私はね、何度も何度も同じ時間を繰り返して来ているの・・・そうやってあなたと接するたびに時空だけがずれていく・・・それに伴って敵数が増えていく・・・より過酷になっていく・・・それでも、あなたを守りたい・・・助けたい・・・だからお願い・・・まどか・・・どうか、あなただけは、普通の鹿目まどかのままでいて・・・(涙)」まどか「ほむらちゃん・・・でも、あたしがいないと、ほむらちゃんが危険な目に・・・」ほむら「大丈夫よ・・・そのために、強力な助っ人、お願いしているから・・・」まどか「ホント?・・・ほむらちゃん」ほむら「ええ・・・だからね、あなたは何も心配しなくてもいいのよ・・・」まどか「良かった・・・でも、ほむらちゃんに万が一の事が起こったら、あたし・・・もし危険なことが起きたら、あたしを呼んで・・・すぐに駆けつけるからね・・・」ほむら「ありがとう・・・あなたって優しいのね・・・」そして泣き止んだほむらがハンカチで自分の涙を拭いた後、まどかの頭を優しくなでた。一方、アイドル歌手に選ばれたマミは、担任の先生にちゃんと事情を言って学校を早退し、スタジオオーディションへ向かった。マミ「初めまして・・・私、アイドルオーディションに選ばれました・・・巴マミと申します・・・これから、皆さんとお世話になりますので、宜しくお願いします!」彼女が自己紹介するとレッスンしている新人達が、元気にあいさつした・・・小学生から恐らく大学生まで幅広く、みんなフレッシュな顔ぶれでういういしい・・・そこで、1人の女の子がマミに話しかけた。奈津子「初めまして、あたしは西村奈津子・・・あなた、かなりスタイルよさそうじゃない・・・少しうらやましい・・・見滝原中学校の制服ね」マミ「はい・・・中学3年生です」奈津子「あら・・・あたしと同じ年だ〜・・・これからもよろしくね・・・」マミ「はい、お願いします・・・西村さん・・・」奈津子「もう・・・『さん』なんて、いらないわよ・・・同じ年なんだから・・・『なっちゃん』って呼んで・・・あたしも『マミちゃん』って呼ぶから」マミ「ええ・・・じゃあ宜しくね、なっちゃん・・・」奈津子「うん・・・レッスンは厳しいけど、みんなと一緒に頑張ばれば、きっと楽しくなるわよ!」明朗な彼女が微笑みながらマミに励ました・・・そして先輩たちが手取り足取りと親切に教わっていった。マミ「みんなと一緒っていいな・・・もう1人ぽっちじゃあ、なくなる・・・」彼女は何だか嬉しそうな気持ちだった。見滝原中学校の放課後・・・まどか達クラスの教室で・・・圭一「冗談じゃないぜ〜!あの先生・・・なんで俺だけこんなに課題を出しやがるんだ!・・・訳がわからん!・・・くっ、みんなと一緒に雛見沢分校に戻りてえ〜!!」ぶつぶつ文句を言いながら、1人居残り勉強をさせられていた・・・彼の机には、教科書などが山積みと置かれていた。ほむら「はい、これ・・・あなたの模型でしょう・・・」その時、ほむらが静かにやって来て、授業中に取り上げられたガンプラを彼に手渡した・・・圭一「あ・・・ありがとう・・・取り返してくれたんだ・・・」ほむら「随分大変そうね・・・」圭一「ああ・・・早乙女先生が課題増やしやがってよ!・・・しかも、これらから追試に出すと言ってきたんだ・・・おまけにこの試験に合格しないと俺、雛見沢分校へ転校させないと言うんだぜ!・・・本当にがっかりだ!・・・俺にとっての住み良い学校だぜ!・・・部活メンバーとも再会しないといけないしよ〜・・・」ほむら「その件について、私に良い方法があるの・・・ちょっと、いいかしら?」圭一「ああ、いいけど・・・」そして、彼女が誰も気づかれない校舎のテラスへ呼び出す・・・何を話すのか?・・・圭一の表情がこわばった・・・ほむら「その追試・・・もし良かったら私が代わって受けてあげてもいいわよ・・・」圭一「本当か!?・・・でも、大丈夫かよ・・・その試験、出題範囲も広いし、しかも全教科80点以上取らないと、合格させないんだ・・・」ほむら「私の成績上位、見たでしょう・・・」圭一「ああ・・・載っていたな」ほむら「だから私が受験したら、そんな問題なんて朝飯前・・・別に80点じゃなくても、満点でも取らせてあげるわ」圭一「すげえ〜!・・・で、どうやって受けるんだ・・・それ、俺でないと駄目だろ?」ほむら「私があなたに装って受験するの」圭一「そんなこと、できるのか?・・・」ほむら「全く問題ないわ・・・先生に感づかれないように変装するのは得意だから・・・あなたの名前と字の筆致を正確な解き方で受験して、高得点で合格させてあげる・・・そしたら雛見沢に帰れるでしょう・・・」圭一「おお!・・・それは助かるな〜・・・じゃあ、お願いしようかな・・・」これで雛見沢分校へ無事に戻れる・・・その方策に圭一は感動して、自分の追試だけを彼女に委ねた。ほむら「その代わりと言って、こちらからも是非頼みがあるの・・・」圭一「何だよ?」今度は彼女が懇願した。顔をうつむきながらこう答える。ほむら「力を貸して欲しいの・・・」圭一「力を?」ほむら「まもなく・・・最大最悪の魔女がこの町を襲いに来るわ・・・それを退治する手助けをして欲しいの・・・」圭一「(魔女!?・・・やはり実現するのか!?)」予感が的中したのか・・・動揺する彼は、あの時の悪夢を思い出す・・・その夢に出現した長い黒髪の女がほむらに似た人であったためか?・・同じような展開になっているからだ・・・そして、息を呑みながら話してみた・・・圭一「どうして、俺なんだ?・・・」ほむら「あなた・・・よく『鹿目まどか』に似ていると言われているようね・・・」夢がますます現実化されていくことに、更に動揺する・・・圭一「なあ・・・俺って、あの女と似ているのか?」ほむら「ええ・・・そっくりよ・・・・容姿も、声も、そして潜在能力も・・・髪の色が同じなら、鹿目まどかを男にしたような感じ・・・」圭一「(『俺に似た女』といったら、やっぱり“まどか”!?)じ、自分では気付かないけどな・・・」あの時の悪夢では、確か少女が消失したまま、帰って来なかった・・・その後で圭一も最後には消えていった・・・もし現実で起こるなら、圭一はまどかと一緒に彼女が言った魔女の前で消えてしまうことになる・・・しかし夢は夢だ・・・それが必然的に起こるとはいえないはずだが・・・ほむら「まっ、それはさておき・・・あなた・・・雛見沢村では、全ての惨劇を回避とのことで、かなりの戦力があると聞くじゃない?」圭一「誰が、そんなことを?」ほむら「住民達からよく聞かされているわ・・・」圭一「そうなのか!?(もしかして沙都子が言ったか・・・)」ほむら「あなたの・・・その強さと能力を見込んでのお願いなの・・・今度はその力を魔女の世界で活躍して欲しいの・・・どうか・・・助けて欲しい・・・」圭一「助けて欲しいって・・・」ほむら「運命を変えてみようと思わない?・・・『ひぐらしのなく頃に』のようにね・・・」圭一「な、何!?・・・それってあんた!?」ほむら「なるべく早めに返事をちょうだい・・・良い返事、待っているから・・・」・・・と背中で言い捨てて、彼女は去って行った。圭一「・・・」
この時、ひょんなところから、またまたキュゥべえが彼女の前に現れる・・・キュゥべえ「やはり、その手で来たか!・・・暁美ほむら!」ほむら「どういう意味なの?」キュゥべえ「まどか、さやか、マミを外し、前原圭一を導入する3対1のトレード!・・・これはイレギュラーというより、もはや策略と言いたいね!」ほむら「何度も言うけど・・・あなたとは、もう関わらないと言ったはずよ!」キュゥべえ「しかし、男の子を導入するなんて以外だな・・・まあ、男なら身体能力も高いだろうし・・・その方法も確実だとボクはそう思うよ」ほむら「別にあなたに関係のないことでしょう・・・」キュゥべえ「しょうがないな・・・じゃあ、これからボクは、また別の作戦を考えるとするよ・・・」ほむら「好きにしなさい・・・これは、私が決めたことだから・・・(今度こそ、この手で必ず『ワルプルギスの夜』を倒して見せる!)」キュゥべえが去って行った後、彼女はそう決意した。圭一「あいつって一体・・・」レナ「あっ・・・圭一君!・・・こんなところにいたんだ〜!・・・」そして、レナがやってきた・・・レナ「ん?・・・どうかしたの?・・・圭一君・・・」魔女退治の件でほむらにお願いされたことに、ふと途方に暮れていた。そんな彼を見て、レナがきょとんと見つめる。圭一「別に・・・」レナ「ずっと、探していたんだよ・・・補習中にいきなり抜け出していくもんだから・・・」圭一「そうか・・・すまないな・・・」レナ「もう遅くなるから、そろそろ帰ろうよ・・・」圭一「おう・・・」
その夕方・・・校舎から帰宅中・・・レナ「(あの白い生き物、気になるな〜・・・でも、どうしても言えないよね・・・ほむらちゃんが内緒と言っていたからね・・・)」昨日の事件とまどかと圭一との関係で、レナは気になり始めて、少し落ち着かない様子だった。圭一「どうした、レナ?」レナ「あの・・・圭一君はいつもまどかちゃんの家で、勉強しているの?」自分の悩んでいることと別に話を変えて尋問した。圭一「何でお前、知っているんだ!?」レナ「本人から聞いたの・・・」圭一「そうか・・・別に毎日ではないけどな」レナ「ねえ・・・圭一君って、まどかちゃんのこと、どう思っているの?」圭一「まあ・・・性格は穏やかで優しいから、話しやすいというか・・・一応可愛いと聞かれたら可愛いかな・・・」まどかのとの関係でレナが追求すると、圭一は照れくさそうな感じで答えた。レナ「やっぱり、そう思っているんだね・・・」圭一「その、“やっぱり”って、どういう意味だよ?」この時、レナが嫉妬し始めた・・・推定するような言い方に圭一は疑問視した。レナ「ううん・・・何でもないの・・・ごめん・・・あっ!・・・レナ、急用思い出したから、帰るね・・・」圭一「レ・・・レナ!・・・」そして、レナがすぐに走って帰った・・・しかし、その仕草はどうも戸惑っている様子だった。圭一「いきなりどうしたんだ、あいつ・・・」圭一と分かれてレナは、息を切らしながらも1人走って行く・・・圭一とまどかとの関係・・・襲ってくる魔女・・・心境は不安と複雑な気持ちになっていた・・・レナ「このままでは危なくなるよ!・・・町が汚染されていくのに!・・・圭一君に教えたかったけど、ほむらちゃんがクラスのみんなにはダメだと言うし・・・どうしたら・・・」そして、急に走るのを止めた彼女はある人達のことでひらめく。レナ「あっ、そうか!?・・・クラス以外の人には、きっと大丈夫だよね・・・」レナ「そしたら、み〜ちゃんや梨花ちゃんには打ち明けても大丈夫かも・・・ひょっとしたら良いアドバイスがあるかもしれない・・・」早速、携帯電話で梨花達を呼んで、古手神社へ待ち合わせさせる・・・魅音「う〜ん・・・成程ね、見滝原市の工場跡地に魔女が出現したわけだね・・・わかる!・・・わかるよ!・・・内緒にする理由が・・・」レナの事情を聞いた魅音が、腕を組んで思考した・・・本当にわかっているのだろうか・・・沙都子「ひょっとしたら、この村にも襲って来ている可能性もありますわね・・・」梨花「では、雛見沢分校の半壊も魔女の仕業なのですか?」魅音「・・・かもしれないな!」レナ「それにね・・・レナ、向こうの現場で白い生き物を見たの・・・何かあの時の夢で見たのとおんなじだった・・・」魅音「じゃあ、おじさんのも正夢につながっていることになるよね・・・」沙都子「問題は圭一さんの見た夢が気になるところですわよね・・・」魅音「こういう時こそ、羽入に聞いてみるのが確実じゃないかな・・・」梨花「羽入・・・今、聞いた魔女のことで、何か浮かんでこないですか?・・・」羽入「魔女なのですね・・・あうあうあうあう・・・」只今、必死になって考えている最中である・・・だが、どうしても思い出せない・・・梨花「羽入〜?」羽入「あうあうあう・・・(汗)」気まずくなった彼女が、そっと梨花達から離れていくところ・・・梨花「ならば、この衣装に着替えてみましょう(にこ)」そこで彼女が、神社の祭具殿から巫女衣服となぜか激辛キムチキャンディー入り瓶詰めも準備した・・・羽入「た・・・助けてなのです〜!!」沙都子「逃げては、駄目ですわよ!」魅音「さあ、観念しなよ・・・」レナ「ごめんね、羽入ちゃん・・・これも、街のみんなのためだと思って我慢してね」3人が強引に羽入を取り押さえた・・・そして梨花が、じたばたともがく彼女に衣服を着させる・・・羽入「いや〜〜ん!!・・・(辛)」激辛キムチキャンディーが入った途端・・・真っ赤になった彼女の口から火が出始めた・・・梨花「どう、思い出したなのですか?・・・(ヒリヒリ)」羽入「びくびく・・・ああああ〜・・・」辛さの効果覿面か!・・・彼女のトレードマークとしている頭の角がびくびく動いた・・・レナ「何かひらめいた?」羽入「はい!・・・ようやく思い出したなのですよ!」そして先祖代々の魔女についてシビアに語る・・・それを3人が耳をよくかじって聞き始める。羽入「オヤシロ様の言い伝えでは、地球外生命体の使者が僕たち人類と共存した時代を歩んできていたのですよ・・・」レナ「えっ?・・・それと魔女とは、何か関係があったの?」羽入「はい・・・有史以前から祈りによる希望を使者に委ねていった・・・誰もが最初は希望を叶えたが、最後には条理にそぐわない歪みが発生したのです・・・オヤシロ様は元々その魔法を封印すべきものでしたが・・・人類皆の思想と希望を胸に懐き始めたあげく、それが欲望や絶望へと膨大したために祟りが起こり、災厄を生み出してしまったのです!・・・それを生み出した呪いが願い事をする女達が犠牲になり、穢れ、最後には魔女化とされてしまったのですよ!」沙都子「う〜む、この村が毒素によって穢れて、悪に染まっていくような現象と全く似ていますわね!」「「「その通りだよ!!」」」レナ&魅音「だ、誰なの!?」2人がキョロキョロ見回す・・・そこで、あのキュゥべえがこの祭具殿の前に出現した!レナ「ああっ!!・・・昨日の白い生き物・・・やっぱり聞いていたんだね!」キュゥべえ「どうも、初めまして・・・僕の名はインキュベーター!・・・略してキュゥべえ!」魅音「確かに・・・夢で見た生き物とそっくりだねえ〜」キュゥべえ「無論・・・巫女服の少女が言ったとおりで、ボク達の文明は知的生命体の感情エネルギーに変換するテクノロジーを発明した魔法の使者なんだ・・・やはり、キミ達もボクが見えているんだね!」魅音「見えるも何も、はっきりと!」梨花「僕も見えるのですよ」沙都子「わたくしも見えますわ!」キュゥべえ「ならばキミ達も魔法少女としての素質は十分にあるはずだ!」レナ「魔法少女って?・・・最後は願い事が叶うという話なんだよね・・・」キュゥべえ「人間の生み出す感情エネルギーはキミ達の願い事に変換する能力と相応する値になるんだ・・・特にキミ達世代の魂は膨大なエネルギー源たり得る・・・その中で最も効率が良いのは第二次成長期の少女、園崎魅音と竜宮レナ!・・・ちょうどキミ達年頃の希望と絶望の相転移なんだよ!」レナ「すごい!・・・すでに名前まで知っているなんて・・・」魅音「うちらって、そんなにすんごい魂が宿っているんだ!・・・」羽入「でも・・・願い事で魔女化される説もあるのですよ・・・」沙都子「もしも絶望で災厄を生み出す結果が魔女汚染なら、何か恐いですわね・・・」キュゥべえ「絶望を希望へと転換して願いを委ねれば最良になるのは確実さ・・・数多の魔女退治をして、最後にどんな願いも叶えられる説は事実なのだから・・・」魅音「魔女退治か〜・・・いいね〜〜・・・」キュゥべえ「今、この街に3人が魔法少女として契約を結んでいるんだ・・・キミ達もこれを機にボクと契約して、魔法少女になってよ!!」魅音「へえ〜、面白そうじゃん・・・何なら、おじさん契約しちゃうよ!」キュゥべえの説明を聞いて興味津々の魅音は、早速契約を交わす。魅音「レナはどうするよ?」レナ「レ・・・レナも頑張るう〜!・・・レナも願い事が叶ったら、欲しい物ぜ〜んぶ“お持ち帰りぃ〜”したいんだ!・・・勿論、圭一君も・・・」願い事が叶えられる意欲さに、キュゥべえと契約する・・・キュゥべえ「これで、契約成立だね!・・・そして、これがキミ達の魔法少女に変身するためのソウルジェムだ・・・竜宮レナが灰色のソウルジェム、園崎魅音が黄緑色のソウルジェムだよ」そして、キュゥべえがそれぞれのソウルジェムを2人に手渡した。沙都子「わ・・・わたくし達は、もう少し考えさせていただけませんでしょうか・・・」魅音「おやおや・・・怖いの?」沙都子「別に怖くなんかありませんわよ(ムスッ!)」梨花「僕も気が変わってからで、いいですか・・・」キュゥべえ「じゃあ・・・また来てくれるのを楽しみにしているよ!」梨花達は、キュゥべえとの契約を後回しにした。
戻る 続く
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