新編

魔法少女まどかマギカ

ひぐらしのく頃にの物語

10人の魔法少女達・・・

 

第17章

 


 

古手神社で使い魔の残党を仕留めた後、新生部活メンバー達はまどかの自宅で両親と一言挨拶をする。

詢子「じゃあ・・・今からさらわれた人達を救いに行くのね」

知久「こんな時間からかい?」

圭一「はい・・・この時が山場ですから」

知久「まどかの居場所とか分かるの?」

圭一「今から探します・・・」

詢子「今晩・・・天候が悪くなるとの情報が流れているけど・・・大丈夫かしら?」

魅音「あっ・・・その件は大丈夫ですよ・・・皆さんも覚悟していますから・・・」

圭一「俺達がまどかを連れ戻して来ます!」

知久「若いのに頼りになるね」

まどかの両親が勇敢なみんなを誉めた。

タツヤ「おにーちゃん・・・がんばれ!」

圭一「今から、お兄ちゃん達がみんなを助けて戻って来るからね・・・その間、おとなしく待っているんだよ!」

タツヤ「うん(ニコ)・・・ボクおとなしく待ってるう〜〜!」

そして、圭一がタツヤの頭を優しくなでて励ます。

レナ「圭一君って、タツヤ君のことをすっかり弟気分になっているね」

圭一「まあな・・・」

ほむら「そろそろ行くけど・・いいかしら?」

圭一「ああ・・・では、お母さん、お父さん・・・・今まで息子のように慕ってくれて、どうもありがとうございます・・・」

詢子「ふふ・・・もう、お別れするような顔して・・・堅いお礼はいいの」

知久「そうだよ・・・これからも何か心配ごとがあったら、いつでも来なさい」

圭一「はい、行って来ます!」

 水くさそうな感じで両親から励まされると、みんなが微笑んだ。

そして庭から出るその時!

ゴンッ!!!

圭一「痛〜〜〜〜!」

『鹿目』名字の大理石の表札が彼の頭上にいきなり落下した・・・最悪にも角に直撃してかなり痛そうだ・・・

沙都子「おほほほ・・・ふいのトラップ大成功ですわ!」

 すると、沙都子がお嬢様笑いで見ていた・・・こりもせずに彼女の仕掛けた罠にまたはめられてしまった・・・

圭一「沙都子!!!・・・証拠にもなく・・・てめ〜〜!!」

 沙都子「鬼さ〜〜ん、こっちですわ!」

圭一「待てこら〜〜!!!」

魅音「こらこら、やめなよ!・・・2人とも!」

 怒る圭一が追っかけるも、沙都子は上手く逃げ切る・・・

杏子「あたしも、やられたよ・・・」

  杏子の頭をよく見ると、生のこぶが残っていた。彼女も沙都子の罠にはまったらしい・・・

圭一「お前もか?」

杏子「でも・・・今はそれどころじゃねーし、あいつはあいつでほっとけよ」

さやか「まずは、ワルプルキスの夜だね」

圭一「おお・・・そうだな」

 

  そして・・・最後の『ひぐらしのなく頃に』が起こった・・・

 

「「本日午後7時・・・突発的異常気象に伴う、避難指示が発令されました!」」

「「付近のお住まいの皆様は、速やかに最寄りの避難場所への移動をお願いします!」」

  「「こちらは、見滝原市役所広報車です!・・・本日午後7時・・・」」

 アナウンスメントより・・・

 

 荒廃した街・・・異次元空間のような禍々しい突風がこの美しい街並みを襲う・・・

そこで・・・変身した少年1人を中心に魔法少女達が集結する。

圭一「ふ〜!・・・すんげー風だな!・・・まるで暴風圏内に入ったような感じだぜ!」

さやか「キュゥべえの言った通りだ・・・建物等が煽られているね・・・あいつの魔法のエネルギーは予想以上の強さだよ!」

杏子「決戦の時は、来たりってわけだな!」

マミ「そうね・・・あの化け物を倒せなかったら、町の人達が大勢犠牲になるわ!」

なぎさ「マミは絶対に・・・なぎさが死なせませんからね・・・安心していいのですよ」

マミ「ありがとう・・・なぎさちゃん」

ゴンッ!!

圭一「うあっ!!」

この時、圭一が、体勢を崩した魅音とぶつかっていた!

レナ「大丈夫?・・・圭一君!」

魅音「あっ、悪い悪い!・・・突然の風に煽られてさ・・・」

圭一「何だよ、危ないな・・・」

  その風の勢いは、電柱に設置していた重量物の変圧器をも煽って、ビルの窓を突き破った・・・その危険な状況を見ている沙都子と梨花が驚く。

 魅音「でも、おじさん・・・こういうのって、何だかワクワクしちゃうな!」

レナ「はぅ〜・・・み〜ちゃんって、好奇心旺盛だね・・・」

ほむら「はっきり言って、どんな結果になるか、予想もつかないわ・・・生き残れるかどうかの保証もないから!」

魅音「サバイバルバトルと思えばいいじゃないかな」

梨花「羽入・・・無事かな?・・・感覚が全く取られていないのですよ」

沙都子「この状況では、何処で捕獲されているかも想像つきませんわね・・・」

なぎさ「今は無事でいることを信じるのです!」

 

 ほむら「来たわ!・・・」

杏子「えっ!?」

 

   「「アヒャハハハ!・・・アーッハハハハ!!・・・ハッハッハッハ!!」」

  ついに、元凶たる魔物が遙か上空に現れた!

 

マミ「・・・あれが・・・『ワルプルキスの夜』ね・・・」

レナ「舞台装置の魔女よね?・・・(ぶるぶる)」

魔女のエネルギーの脅威にレナは武者震いしていた・・・

圭一「確かに・・・あの時の夢と同じ光景だな・・・」

彼にとっての見た夢が、今の凄惨になっていた・・・鷹野が言っていた『厄日』もこの元凶だったのか?

ほむら「あいつだけは、今までの敵とは違うから・・・」

沙都子「怖いですわね!?・・・」

梨花「これは明らかなオヤシロサマの惨劇・・・『魔女呪し』!」

レナ「“魔女の呪い”・・・だってことかな?・・・かな?」

梨花「ええ・・・オヤシロサマが人々の悪の祈りを封印した・・・長い間封印し続けて次々と汚染されたものが蓄積し、ついに封印出来なくなった・・・そのおかげで祟られたのがワルプルギスの夜・・・そのまたおかげで人間達が魔女によって再び支配されてしまったとでもいうの・・・」

ほむらの警戒心に魔法少女になっている沙都子とレナが慄然するも、オヤシロ梨花は真剣モードの低い声で見上げる。

ほむら「あいつは結界に隠れて、身を隠れる必要なんてない・・・ただ一度具現しただけで、何千人という人が犠牲になる!」

圭一「フン・・・あのへんてこりんな悪魔だろ!・・・な〜に、突撃するのみだぜ!・・・簡単なことじゃないか!!」

さやか「おお!・・あんた、格好いいこと言うじゃない!・・・」

杏子「まあ・・・こんなに揃いも揃えば、何とかなるんじゃない?」

圭一「ああ!!・・・俺達の新部活メンバーは永遠に不滅だぜ!!」

悠然として立ち向かおうとする姿にさやかが賞賛する。彼にとって、今の恐怖なんて何とも思っていなかった・・・

さやか「それじゃあ・・・戦闘を始める前に部長から一言」

マミ「じゃあ・・・みんな!・・・さらわれた人々を救い出して、無事に生還するわよ!!」

全員「おう〜〜〜!!!」

 魔法少年の圭一を先頭に少女みんなも始めの突破口を通過する!

ほむら「これが私にとっての最後のチャンス・・・今度こそ、まどかを必ず救って見せる・・・あなたを失ってしまったら、私は戦う目標を見失うから・・・」

 胸のうちの想いを吐露するほむらも、突撃体勢に入る!

 

そして・・・仲間全員が暴風の結界に突入した・・・

 

その仄暗い結界に、魔女の手下が多数襲いかかってきた!

魅音「手下か!?・・・ちょろい!ちょろい!」

斬り込み隊として、2丁の拳銃で道化役者『アカハナ』を次々と仕留める!

レナ「こっちは、レナが相手よ!!」

  続いて、愛用の鉈で四方八方から襲ってくる道化役者『アオハナ』魔女の手下を一網打尽にした。

ほむら「かなり強くなったようね!」

  2人の戦力を見て、ほむらは感動する・・・雛見沢での熟練と魔法少女になっての訓練をこなしてきたためであって、彼女達の戦力が一段を増している様子だった。

沙都子「おっほっほ・・・大成功ですわ!」

  そして、沙都子も次々と仕掛けた魔法のトラップで魔女の手下共を糸も簡単にはめまくる・・・梨花もオヤシロ魔法ロッドで退治する。

杏子「沙都子!・・・やるじゃねーか!」

沙都子「フ・・・!」

罠仕掛けとして競い合ってきた2人が、お互いに初めてのガッツポーズを交わした。

梨花「何か敵数が多いのですよ!・・・こんなに過酷な結界なのですか?」

ほむら「ごめんね・・・私の時間軸の使用回数も限界にきているから、そのおかげで魔女や手下が増加しているの・・・」

その時・・・

ズバッ!!!

ボカッ!!!

圭一「フン・・・敵じゃねーぜ!!」

金属バットで・・・次々と増加してくる影の使い魔や手下共を瞬殺した!

梨花「圭一!・・・」

マミ「何て強さなの!・・・」

さやか「やっぱり、男の子はパワーがあって凄いわな・・・」

ほむら「彼なら・・・きっと、ワルプルギスの夜をも倒そうだわ・・・」

3人の魔法少女は彼の怒濤の強さをこの目で実感した!

圭一「おらおら・・・どっからでもかかってこい!!・・・俺が相手になってやる!!」

魔法少年になってはちまきを巻く彼が、魔女やその手下に挑発した・・・すると、彼の威圧感に恐れをなして退いていく・・・

圭一「こらこら!!・・・逃げてるんじゃねー!!」

それでも追いかけて仕留める! ・・・そして、魔女を退治した分だけ、グリーフシードへと変わっていった。

キュゥべえ「うん!・・この調子なら沢山回収できそうだ」

  それを漁夫の利のように、キュゥべえが密かにグリーフシードを回収しようとする・・・

ドンッ!!!

ほむら「誰が拾っていいと言った?」

キュゥべえ「はいはい・・・ボクは拾いませんよ・・・」

 しかし監視しているほむらによって、銃撃で威嚇された・・・いじけるキュゥべえは諦めて去って行く・・・

なぎさ「はい、マミ・・・グリーフシードですよ」

けなげななぎさが、そっと拾い集めたグリーフシードをマミに手渡した。

マミ「ええ・・・どうも、ありがとう(にこ)・・・でも大切に使わないとね・・・」

  そこで油断している2人に、魔女の使い魔達が襲いかかる!

さやか「マミさん!・・・危ない!?」

マミ「え!?」

なぎさ「任せて!・・・ベベ!!」

マミの危機に、なぎさがすかさず魔女を召喚した。従来と比べて狂暴さを増しているお菓子の魔女・・・彼女をかばいながら、使い魔達を食い散らした!

マミ「助かったわ・・・ありがとう・・・お菓子の魔女さん」

マミがお礼すると、人間性の心を持っているお菓子の魔女も力強い笑顔で返した。

しかし、また別の魔女達が多数出現して、不意打ちをかける!

なぎさ「銀の魔女!?」

マミ「お菓子の魔女さん・・・大丈夫かしら?」

召還したお菓子の魔女が大勢の手下にやられている最中だった・・・マミも『マスケット銃』と『トッカ』で応戦するが、四方八方から増加する敵に苦戦を強いられているようだ・・・

キュゥべえ「元はこの結界に潜んでいたからね・・・魔女は魔女で衝突し合って消えてしまうほうがいいかもね・・・余計な心配は無用だ!」

杏子「マミだって、その魔女と戦ったんじゃねーの?」

マミ「でも・・・」

そこで、圭一が颯爽とやって来て、お菓子の魔女を見守りつつ銀の魔女とその手下を次々と瞬殺した。

圭一「お前ら、ひどいこと言っているんじゃねー・・・たとえ魔物でも、友となって戦っている以上・・・俺達の同士だ!!」

なぎさ「圭一、ありがとう・・・ベベも喜んでいますよ」

梨花「なぎさ・・・圭一と一緒に戦えるだけでも幸せなのですよ」

圭一の仲間意識と頼れる強さにみんなが感動した。

 キュゥべえ「前原圭一・・・君は最高に凄いな・・・何故、そこまで強さを追い求めるんだい?」

 圭一「さあな・・・ただ、俺には助けなければならない仲間がいるんだよ!」

圭一「うおおおお!!・・・まどか〜〜!!・・・待っていろ〜〜!!」

なぎさ「うふ・・・なぎさも圭一に続きます!」

マミ「私だって・・・先輩として、後輩達の遅れをとるわけにはいかないわよ!」

マミやなぎさ、そしてお菓子の魔女も気を引き直して戦闘を再開する。

 

この調子で突破口を開いて次に向かうその時・・・

キュゥべえ「う〜む・・・時間がない!・・・早く救い出さないと、さらわれた人達が魔女化されていくよ・・・」

さやか「まどかと羽入ちゃんは・・・一体、何処で囚われているのよ!?」

キュゥべえ「ここでは、まだ予想もつかないね・・・」

魅音「ソウルジェムだけが異常に反応しまくっているよ!」

キュゥべえ「それは、魔女の手下や使い魔が大勢いるからだよ」

沙都子「あっ!・・・結界が2つに分かれていますわよ!」

レナ「円環の理はどのコースに導くのかな?かな?」

梨花「見当がまだつかないのです・・・」

ほむら「ここは2手に分かれて行きましょう!」

さやか「つーか、あんた達!!・・・こんな肝心な時に何しているのよ!」

この暴風警戒の中で・・・結界の分岐点に2人がたむろして何かを食べていた・・・それを見て、さやかが戒める。

 杏子「うるせーな!・・・人が美味しく食べている最中にちょっかい出すなよ!」

圭一「そうだぜ(モグモグ)・・・腹が減ったら、戦〈いくさ〉ができん!」

杏子「あっ!てめっ!!・・・それ食い過ぎだろ!?」

圭一「けちけちするなよ!・・・俺の胃袋は、これでも足りねーんだ!」

マミ「まあまあ・・・これでも飲んで、少しは落ち着いたら・・・」

圭一「すいません・・・マミたん(モグモグ)」

マミも2人につられて、エレガントにレモンティーを手渡す・・・そして、自分もゆっくりとティーブレイクを味わう・・・

レナ「圭一君・・・」

 どさくさ紛れに果物や駄菓子などが周辺に転がっている・・・食い意地の悪いハングリー派の2人に、レナや仲間達も唖然としていた・・・

魅音「あいつらは、ほっといて行くよ!!・・・レナ!」

レナ「え・・・うん・・・」

呆れ顔の魅音が強引にレナを引っ張って行く・・・

魅音「じゃあ・・・うちらはこのコースへ進むよ!」

ほむら「ええ・・・必ず合流しましょう!」

  お食事中2人とティータイム1人を後にして、分岐点の結界を進めていく・・・

  魅音、レナ、沙都子、梨花、なぎさの5人が選んだ1つの分岐点を通過すると、別の結界が見えた。辺りはイベント会場が崩壊されたような感じだった・・・そこから、また別の魔女が出現する!

レナ「あれも魔女だね!」

  そこで現れた敵が人魚の魔女の手下だった。

キュゥべえ「恋募を抱いている魔女が何処かで待ち受けているに違いない・・・その手下が出現していることは、円環の理への登龍門が近づいてくるということだよ」

なぎさ「羽入とまどかが、きっとあの場所にいるはずですよ!」

魅音「じゃあ・・・詩音もだね・・・」

キュゥべえ「必ずしも、その結界で全員が囚われているとは限らないよ・・・さらった人間は何処で存在しているかは、予想もつかないからね!」

梨花「羽入・・・無事でいて!」

  この先の結界で羽入が捕囚されている?・・・しかし、感覚がまだ閉ざされている状態だった・・・彼女の心境に益々不安がよぎる。

 この時、唐栗人形のような魔女の手下がぎこちない動きで襲いかかる・・・

魅音「こんなのど〜う!?」

大型のブーメランで遠距離の敵を一網打尽にして、接近してきた敵には回し蹴りをお見舞いした。

 沙都子「魔法のトラップで強力な花火をお見舞いさせますわよ!」

梨花「自称『オヤシロ魔法』で相手を弱らせるのです!」

なぎさ「そして、魔法のトランペットでシャボン玉撃破します!」

3人の女の子が魔女の手下を仕留めて、次へと突破する・・・

なぎさ「マミ達は無事に進んでいるかな?」

 レナ「向こうなら、圭一君がいるから心配ないと思うよ」

 

 かくして、コンサートホールのような結界にたどり着いたその時・・・

キュゥべえ「ついに現れたか・・・あれが人魚の魔女だ!」

レナ「ここが円環の理とも呼ばれている場所なの?・・・」

最上奥には、魔女が待ち構えていた・・・その周りには魔女の手下が多数出現する!

沙都子「きゃあ!・・・」

魅音「くっ!・・・ここは少しやばいかな!」

 しかし、ここには魔女の使い魔とともに手下が総攻撃する・・・それに対抗するが敵の帰趨の多さに圧倒される・・・

レナ「はぅ〜!・・・使い魔も強敵になっているから、結構きついよ〜!・・・」

 梨花「ここに、羽入がきっといるはずなのですよ!」

なぎさ「何か反応しているの!?」

梨花「少し・・・でも、感覚が薄れている様子なのです・・・」

 魅音「この中のどこかに紛れ込んでいるのね!」

沙都子「魔女が多すぎて・・・太刀打ちするのは厳しい状況ですわ〜!」

 この結界に仲間が?・・・しかし、数と強さを総合した敵の戦闘力にさすがの魅音率いるメンバーも苦戦を強いられているようだった!

 その時!

 どか〜〜ん!!!

 何処からかともかく、大勢の魔女を一瞬にして蹴散らした!・・・想像を絶する強さ・・・果たして誰なのか?

圭一「ざま〜ないな!・・・こんなおちゃらけた魔女ごときに、手こずっているんじゃねーよ!」

さやか「待たせたね」

マミ「遅れて、ごめんなさい・・・」

ほむら「円環の理までようやく来たわね・・・」

杏子「ホントに面倒見てられねーよな!」

魅音「やっぱり圭ちゃんね!・・・」

すると、圭一率いる4人の魔法少女が成立した。

圭一「この場所に羽入やかまどかがいるんだろ!?」

梨花「うん、きっと何処かにいるのですよ・・・圭一!」

圭一「だったら、総攻撃だぜ!!」

ほむら「その前に、ソウルジェムが濁っていくけど・・・」

圭一「なにいいいい!?・・・もうこんなに減ったのか!?・・・おい、何故だよ!・・・俺のもんだけ故障か?」

全員「だ・か・ら!・・・あんたは男でしょうが!!!(つっこみ)」

とぼける圭一に4人の魔法少女がつっこんだ!

圭一「しょうがないな・・・レナ、グリーフシードは無いか?」

レナ「うん・・・今渡すね」

マミ「待って・・・私のもの使って・・・」

圭一「えっ?・・・マミさん・・・良いんですか?」

マミ「ええ・・・あなたが魔女を仕留めた分のグリーフシードだから・・・こちらの方が回復力も大きいわよ」

マミから譲ったグリーフシードを自分のソウルジェムに使った。

圭一「ありがとうございます・・・おお〜、満タンだぜ!!」

 

「やっぱり来たんだね・・・マミ!・・・」

その時、何処からか女の声が聞こえてきた・・・聞いたことのある声だ・・・マミの表情がこわばる。

 マミ「え!?・・・なっちゃん?」

  この円環の理の入り口で待ち構えていたのは・・・仮魔女化とされているアイドルの元仲間、西村奈津子だった・・・

 

戻る  続く

 


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