新編

魔法少女まどかマギカ

ひぐらしのく頃にの物語

10人の魔法少女達・・・

 

第18章

 


 

円環の理の前の結界で・・・

 奈津子「確かアイドルを目指したんじゃなかったの?」

魔女化される奈津子がマミの前に現れた。嫉みを言う彼女の瞳には、少し悲しみを抱いている様子だった。

マミ「ええ・・・そうだけど・・・でも聞いて・・・私はあなたを助けたいためにわざわざ魔法少女になったのよ!」

奈津子「なら、尚更敵だってことよね!」

マミは、奈津子の様子をすでに見切っていた・・・理由を打ち明けるが、今の彼女にはその気持ちが届かない・・・奈津子は容赦なくマミに先制攻撃を仕掛ける!

マミ「あなたは魔女に唆されているのよ・・・お願いだから目を覚まして!」

 マミが相手の無数の突きを難なくかわした!

奈津子「この胸囲が憎い?・・・どうしてあなただけ・・・でも、もう関係のない事よね・・・いずれにしろ・・・このまま朽ち果てるのだから・・・」

杏子「いかん!・・・あいつ、穢れ始めているぞ・・・」

キュゥべえ「まだ仮魔女だからね・・・打ち明けても無駄だったら仕留めるしかないぜよ!」

なぎさ「キュゥべえ・・・冷たいこといわないで・・・」

さやか「そうよ・・・まだ救える手はあるはず!」

マミ「レガーレ!」

そこで、マミは自分の技『バインドロープ』で奈津子の体全体を覆った。

奈津子「くっ!?・・・魔法少女なんかに、どうしてあたしが!」

マミ「ごめんね、なっちゃん・・・あなたを救うためにも、今はこの方法しかないの・・・」

ほむら「あなたに縛られているそのリボンは、もがくと余計に締め付けられていくからね」

奈津子「マミ〜!!」

 自分でも体験されていたマミの技を背中で言い告げた。縛られている彼女はマミに対して遠くで嘆いた。

すると・・・人魚の魔女が手下を次々と出現させる!

梨花「感じる・・・羽入の気配が!」

沙都子「では、羽入さんはこの場所にいるのですね!」

羽入もこの近くに囚われている!・・・2人の女の子は彼女を助けに大勢の魔女の手下に突進する。

 レナ「沙都子ちゃん!・・・梨花ちゃん!・・・危ないよ!」

魅音「うちらも援護するよ!」

さやか「ええ!!」

杏子「世間知らずのガキは、これだから困るよ!(ポッキーを食っている最中)」

その後で、先走りしている2人を支援しつつ、襲ってくる敵を次々と斬り伏せる。

  しかし、そこには大勢の羽入がやって来た。

レナ「は・・・羽入ちゃんがたくさん??」

圭一「いや、違う・・・あいつらは偽者だ!」

レナが慌てふためくと、それを圭一が冷静に判断する・・・

ほむら「変装の魔女の手下よ・・・梨花ちゃんはわかるよね!」

梨花「はい・・・この場所で一番反応が大きいのですよ!」

さやか「ここでは本物が見当たらない・・・目つきや表情の陰影が全て同じよ!」

杏子「ならば、とっちめるのみだ!!・・・ターバージェイク戦法だな」

ポッキーチョコを全て食った後、攻撃を仕掛けた。

羽入に化けた魔女の手下を仕留めたその後!

 梨花「羽入!!」

沙都子「こんなにやられて!?」

レナ「はぅ〜!・・・ひどいよ〜!!(涙)」

魅音「一体誰の仕業なのよ!!」

敵を退治したその奥の石段に、1人倒れているのが見えた・・・梨花の感覚リンクもされている・・・間違いなく本物だ!

圭一「羽入!?・・・しっかりするんだ!!」

魔女からの虐待を受けたのか・・・清楚な巫女服が汚れかけているその姿は、意識がもうろうとしている・・・傷もおびただしい。

圭一は必死で羽入を目覚めさせる・・・さやかも自分の補助技で何度も回復をさせている。

更に・・・

「フフフ・・・よくここまで来たものね!!」

 ほむら「薔薇色の魔女!?・・・あなたは!」

 不吉な面持ちで待ち構えると、その先には変装の魔女『レイリー』が現れた!

杏子「やはり、てめーがやったのか!?」

さやか「どうして!・・・何の恨みがあってこの子を!!」

レイリー「フン・・・アンタ達をおびき寄せるために少しだけ痛めてあげたのよ・・・なかなか言うことも聞かなかったからね・・・」

 羽入をさらった真犯人・・・こよなく神に怨念を抱くレイリーのしわざだった・・・思い通りに操ることが出来なかったために嬲ったのか!?・・・重傷で苦しんでいる彼女の姿を見て、圭一とさやかは憤りの悲しみと怒りがこもっていた。

 魅音「詩音もあんたが!?」

 レイリー「さあ・・・どうかしらね・・・この結界でアンタ達を待ち構えていると思うよ・・・ハハハ!」

レナ「絶望と破壊を抱く魔女らしいってね・・・雛見沢分校の半壊も君なの?」

レイリー「フフフ・・・そうよ!・・・魔法少女の素質を持つ奴がこの街以外にもいたと聞いてね!・・・だからこそ、深夜の時間を利用してあのおんぼろ校舎を破壊した!」

圭一「あの校舎はな・・・俺達みんなの大切の学校だ!!・・・ガキや先生だっているんだぞ!!」

レイリー「うっ!・・・アンタはあの時の?・・・やはり魔女を仕留めにきたのか・・・(びくびく)」

確か・・・学校の廊下で立たされているのを見て恐怖心を抱く彼女は逃げていった・・・その本人がこの結界に来ていたのだった。

圭一「何ビビっているんだ!・・・お前は!」

恐る恐るレイリーが退くと、圭一は調子よく脅していく・・・

レイリー「フン・・・ア、アンタ・・・災難が起こるってこと・・・知らないの?」

圭一「何の災難だ!?・・・まどかを何処へさらったか!!?」

 圭一はレイリーに対して、怒りをあらわにする!

レイリー「い・・・今頃磔にされている所かしらね・・・」

圭一「何だと!!」

レイリー「鹿目まどか・・・彼女の潜在能力は天変地異を起こす程の最強の素質があると言われている・・・舞台様からの指令でね・・・もう1人の最強の魔女が我が四天王に加われば、この世界を我々の手中に収めるのが可能になれるってこと!」

ほむら「やはり、ワルプルギスの夜の仕業か!」

ほむらは下唇を噛む・・・

 キュゥべえ「磔にされていることは、円環の理から魔女化される寸前だよ・・・前原圭一!」

マミ「・・・」

レイリー「実にすばらしいことじゃない・・・作戦成功ってことよね・・・あの人が穢れて闇に沈む姿を・・・ハハハ!!」

さやか「本当にひどい・・・あんたって何処まで外道なのよ!!・・・羽入ちゃんの仇、ここで討たせてもらうよ!!」

レイリー「フン・・・やはり憤怒か!」

さやかは両手の剣でレイリーにふりかかった!

杏子「見てられねーな!!」

  続いて、杏子も奇襲する!

レイリー「甘いね!!」

さやか&杏子「きゃあ!!・・・」

  しかし、返し技で2人の魔法少女を押し倒していった!

さやか「あたしの必殺技を使っている・・・どうしてなの!?」

杏子「技をコピーしているのか!・・・」

さすがに強い!・・・シャドー技を駆使する変装の魔女・・・次第に戦力を増しているようだった。

 圭一「いい加減も大概にしろよ!!・・・てめー!!!・・・今すぐまどかの所へ案内しろ!!!・・・でないとぶち殺すぞ!!」

 そこで圭一が強烈な水鉄砲を発射して、命中したレイリーをとことん脅していく!

レイリー「痛っ!!・・・ア、アンタ・・・今の立場本当に知らないの?」

圭一「何がだよ!!」

レイリー「鷹野から、告げられたこと・・・」

圭一「それってお前!?」

レナ「え?・・・圭一君・・・鷹野さんから何か言われたの??」

  彼女からの禁句のことで圭一は息を呑む。それをレナが疑問視した。

レイリー「彼は鷹野から呪いの宣言をお告げになったのよ!」

ほむら「前原さんが呪いに・・・どういうことなの?」

圭一「ま、まずい・・・俺・・・大ぴ〜〜んち・・・」

レイリー「アンタらと付き合うことになったため、わざわざ彼女に災厄を起こすよう頼んだの・・・」

ほむら「何ですって!?」

やはり・・・昨日の見た悪夢通りに、現実にもそれが曝かれるのか?・・・圭一は怖気が立つ・・・

レイリー「確かに・・・こいつは恐怖な強さを轟かす人間・・・魔女界では口先の魔術士として恐れられている・・・そう・・・男の子だから・・・」

梨花「圭一が・・・どうして・・・」

レイリー「だからこそ、あの女にお願いしたの・・・厄介な最強の戦士をこの結界に来られないようにすれば、あとは雑魚ばかりで我々が有利になれるからよ!・・・強制的にアンタ達と縁切りさせて・・・その後、新たなグリーフシードを目的に・・・人為的に災難を引き起こして全ての女性に絶望から魔女化への死の苦痛を味わって貰おうってね!!」

全てはレイリーの悪計にあった・・・彼を呪いに巻き込ませようと非道な作戦で狡猾な鷹野と手を組んだのだった・・・

  その時!!

マミ「ボンバルダメント!!!」

いつもはクールな微笑みだが・・・彼女の怒りから放つ極大波動砲は、あざ笑いする魔女を一瞬にして消し飛ばす!!

マミ「身の程を弁えるんだね!!・・・」

さやか「マ、マミさん!?」

マミ「人間の心情を強奪して、不幸や悲劇に陥れる悪辣な奴なんかに、この世にいる資格なんてないわ!!」

圭一「おい!?・・・何て威力だよ!?」

原爆を伴う程の壮絶な破壊力!!・・・彼女の非情な一撃は、さすがの圭一も恐怖した・・・この人だけは絶対敵に回したくないと・・・

なぎさ「マミ・・・格好いいです」

それを見て静かに拍手するなぎさが、彼女の強いところに感心を抱く。

梨花「マミが仇討ちをしたのですよ・・・どうか、しっかりするのです!」

さやか「息はしているから、もう大丈夫よ・・・」

なぎさ「よかったです・・・(にこ)」

魔法の回復技で羽入の傷が軽くなった。しかし、まだ気絶中である・・・目覚めるまでは、さやかが羽入を背負っていく・・・

圭一「そんなことより・・・俺は・・・呪われて・・・しまったのかよ!?」

ほむら「大丈夫よ・・・あなたのソウルジェムが穢れない限り、呪われることはまずないから・・・」

圭一「おお・・・それは助かった・・・」

本当に今朝の悪夢が現実になったような感じだ・・・圭一は少し安堵する。

沙都子「圭一さん・・・まだ助かってはいませんわよ・・・」

ほむら「そうよ・・・手間取っている暇なんてないわ!・・・早くまどかを救わないと、穢れてしまう・・・」

圭一「ああ・・・わかっているぜ!!」

 キュゥべえ「全ての人間の精神には限界があるんだ・・・人によるけどね・・・レイリーは人間の精神を変化させる能力を持つ魔女だったんだ・・・人間に化した姿で異形を相殺した・・・そのおかげで自分の存在をカムフラージュしてキミ達のソウルジェムの感知を遮っていた・・・だからこそ、彼女には変装を自由自在に操ることもできた・・・」

杏子「説明している暇はねーんだよ!!」

マミ「急ぎましょう!・・・」

圭一「まどか!!・・・何処だ!!?」

この結界で・・・みんなが声をあげて、まどかを必死に捜索している・・・一体何処で捕虜されているのだろうか?・・・時間が迫る!・・・気が焦る!・・・しかし・・・その奥には、人魚の魔女がまだ待ち構えている!

そして・・・

さやか「ま・・・まどか!??」

マミ「鹿目さんが・・・」

魅音「2日間もあの状態だったの?」

杏子「あいつ・・・意識はあんのか?」

巨大な断頭台に、まどかが贖罪にかかったかのように磔にされていた・・・制服姿で目は覚めないまま無数の糸で捕獲されていた・・・仲間全員が慄然する。

コンサートの会場には、人魚の魔女の手下がオーケストラを演奏して会場を盛り上げていた!

魅音「今度は黒影のような怪魔か?」

マミ「どうやら影の魔女の手下のようね・・・」

沙都子「くっ!・・・トラップ技が遮っていますわ!」

梨花「肉弾戦で挑むしかないですよ!」

沙都子の魔法が通用しないのを見て、梨花がすかさず四本備用の鍬で魔女の手下を仕留めていく・・・だが、一向に減らない・・・

なぎさ「次々と増えているのですね・・・」

シャボン玉で全体的に爆発させても、焼け石に水のようだった・・・

 キュゥべえ「ここの手下は、今のまどかの心さ・・・影の魔女によって操られている・・・彼女の心理には失恋や自己嫌悪、人との信頼が失い、人間不信に陥った絶望感が影となって憎しみを抱いてしまったんだ」

圭一「疑心暗鬼が魔女の手下に投影されたとでもいうのか・・・」

キュゥべえ「勿論・・・まどかの心の中は過去に覆された悲しみが『負の衝動』で増え続けている!・・・こんなに時間が経過しても穢れないのはすごいよ・・・想ほどの精神力だ!・・・しかし、彼女もやがて限界だ!・・・このまま不信状態が続くと正真正銘に魔女となって孵化されてしまう!!」

「そんな!!?・・・(悲)」

キュゥべえの言葉にみんながうろたえた・・・まどかの純粋で強い心が、レイリーの暗示的な絶望によって支配され、磔にされている・・・その暗い情念の蓄積によって魔女の手下が級数的に増え初めて仲間達に襲いかかっている!

まどかを助けるために全員が必死になって、魔女の手下を次々と退治していく・・・

 杏子「ダメだ!・・・キリが無い・・・まどかに憑依している影の魔女から倒さないと先進めねーぞ!」

やはり戦力は衰えない・・・斬っても斬っても襲いかかってくる敵の歯止めのない攻撃が続く・・・

そんな中・・・ほむらが必死で目覚めさせようと、まどかの磔に拝跪する・・・

ほむら「鹿目さん・・・ほむらよ・・・あなたと出会い始めて、落ち込んでいる私を励ましてくれた・・・そして、友達になってくれた・・・その時、私はとても幸せだったの・・・だって、今まで仲間なんていなかったから・・・今となっても、あなたはたった1人の・・・たった1人の私のお友達、そして最後となって残った大切な仲間・・・あなたのためなら、私は永遠の迷路に閉じ込められても構わない・・・だからお願い・・・お願いだから、目を覚まして!・・・」

  長期入院から退院した後・・・気弱な姿で転入してきた彼女は、まどかに激励され、そして友達として楽しくされてきた・・・その追憶を、今度はまどかに励ましの祈りを捧げた。

さやか「くっ!・・・余り弱らない・・・効果がないのかな?」

勢力は衰えても、敵数は減少していなかった・・・

そして・・・圭一もほむらの隣で拝跪した。

圭一「まどか!!・・・聞こえるか!?・・・俺だ・・・圭一だ!!・・・すまない・・・お前を校門でほったらかしておいて!・・・俺、バカだからよ・・・自分のことしかわからなくてよ・・・おまけにスケベでよ・・・他人に騙されてよ・・・まさか、お前がこんな結末になるなんて思っていなかったんだ・・・今時なんだが・・・こんな俺がお前と似ていると聞いて心底嬉しかったんだ・・・本当はよ・・・出会ってからずっとお前のことが・・・・・好きだったんだよ〜〜〜!!!

 ここで、自分の本当の気持ちを伝えた!

  すると、影の魔女の手下が次第に弱まって消えていく・・・彼女にその思いが伝わった・・・さすが『萌えの伝道師』・・・前原圭一!

レナ「そんな・・・圭一君・・・」

魅音「おお・・・言うね〜!」

ほむら「前原さん・・・」

  それを聞いたレナとほむらが動揺する・・・

さやか「静まった・・・」

杏子「見えたぜ!・・・まどかの背後で苦しんでいる魔女を!!」

そこで、杏子が必殺技『最後の審判』で、影の魔女を排除した!!

魅音「今だ!」

 そして、魅音が大型のブーメランで無数の糸を全て解除した。すると、磔にされていたまどかが断頭台からゆっくり落下していく・・・

圭一「おっと!」

それを圭一がタイミングよく抱えた。しばらくして、まどかがようやく目覚めた・・・2日間も磔にされて、仲間から助けられた彼女は、間一髪で我を取り戻した。

まどか「圭一君・・・あたし、圭一君を信じて、校門で待っていたんだよ・・・夜遅くまで・・・ずっと・・・そしたら、別のクラスの女の子にやられて・・・とても怖かったの・・・」

圭一「本当にごめんな・・・でも、お前と勉強するのが決して嫌な訳じゃない・・・諦めて来なかった訳じゃないんだ・・・それだけは信じてくれ」

まどか「うん・・・圭一君・・・」

この後は、彼女に記憶は無かった・・・さらわれたことに悲しみあふれるまどかが号泣すると、圭一が優しく慰める。

キュゥべえ「あ〜あ・・・どうやら、魔女に孵化されなくて済んだようだね・・・」

梨花「オヤシロ様はこう言ったのですの・・・揺るがない信じる心があれば、どんな運命も打ち破ることができると・・・」

羽入「その通りなのですよ・・・梨花・・・それが惨劇を回避できる己の信念なのです」

私利私欲のキュゥべえは残念そうに思った。それを梨花は低い声モードで言い返す・・・その時、苦しんでいる羽入の心が彼女と同じ気持ちになって伝わっていた。

レナ「圭一君は、やっぱりまどかちゃんのことが好きなんだね・・・」

魅音「レナちゃん・・・つら〜いお気持ちはわかるが・・・ここは、こらえるんだ」

ほむら「今はみんなが無事に生還することが大切よ・・・(私も圭一のことに恋心を抱いたのに・・・)」

 圭一がまどかを思っていることに、レナとほむらがやはり嫉妬している・・・

圭一「タツヤが心配していたぜ・・・“お姉ちゃんに会いたい”てね・・・」

まどか「圭一君・・・タツヤに会ったんだね・・・」

圭一「ああ・・・勉強、わからないところが多くてさ・・・また、教えてくれよ」

まどか「この結界まで随分戦ってきたんだね・・・」

圭一「こんなの、俺にとっては序の口だよ!・・・あとは、人魚のような奴とあの空を舞っている魔女だけかな?」

  圭一は、円環の理で待ち構えている人魚の魔女と遠くで待ち構えている舞台装置の魔女を遠くで見上げた。

 圭一「もう、お前を危険な目に遭わせないぜ・・・今度こそ約束する」

まどか「ええ・・・」

 そして、まどかをゆっくり降ろすと、2人の少女に声をかける。

圭一「沙都子!!・・・梨花!!・・・彼女を安全な場所へ避難させてくれ!!」

沙都子&梨花「うん!・・・只今!」

魔法少女になっている2人の女の子が彼女をエスコートしていく・・・

まどか「待って・・・あたしも戦いたい・・・」

圭一「え?・・・一緒にかい?」

まどか「あたしも魔法少女になってみんなと戦いたいの・・・」

 しかし・・・彼女も自分の意志を決意する。

ほむら「ダメよ、まどか!!・・・契約したら!!!」

 過去に・・・魔法少女として契約するとき、いつも彼女だけが失っていた・・・その惨劇を同じような結末をたどりたくないために、ほむらは大声で制止する・・・

圭一「今度の結界は、魔女も多くて強さも未知数・・・非常に危険だと聞いたぞ・・・それにこの先、何が起こるか、正直わからないしな」

まどか「ええ・・・わかっています・・・だから尚更なの・・・みんなが一生懸命に戦っているのに、あたしだけ見守られるなんてできないから・・・」

キュゥべえ「その通りだよ・・・よく言った!!・・・鹿目まどか!」

ほむら「まどか!!・・・そいつの思うつぼだから聞いてはダメ〜〜!!」

まどか「ごめんね・・・ほむらちゃん・・・やっぱりあたしもみんなと一緒に魔女をやっつけたい!・・・大丈夫よ・・・あたし、絶対に死なないから・・・みんなを信じているから・・・いいかな、圭一君?」

圭一「ああ・・・構わないぜ・・・もしお前が危ない目に遭った場合には、その時は見守ってやる」

まどか「ありがとう、圭一君・・・お願い、キュゥべえ!!・・・あたしも契約させて!」

キュゥべえ「勿論だよ・・・まどかのソウルジェムもちゃんと準備してあるからね!」

そして・・・危険を冒してまでキュゥべえと契約を交わしたまどかは、魔法少女に変身する・・・

圭一「おお!・・・」

梨花「いいな・・・(すかすか)」

  彼女の清楚な変身モードに圭一は見とれていた・・・梨花は彼女と見比べながら自分の胸囲を触っている・・・

圭一「じゃあ・・・頑張ろうか」

まどか「ええ!・・・」

圭一「この戦いが終わったら・・・盛大な宴会でも開こうぜ!」

まどか「はい!・・・」

  戦いの後の楽しみをとっておいて、圭一は魔法少女になったまどかの頭をなでる・・・するとクールな笑みで表情を赤らめる。

圭一「ようし、行くぞ〜!・・・お前ら!!」

  そして、気を引き締めながら・・・この結界の生き残り魔女に勝負を挑む!

 その時!・・・人魚の魔女の手下が総攻撃で狙ってきた!

圭一「おっと!!」

  それを圭一と3人の魔法少女がすかさずジャンプでかわした。

圭一「フルボッコだぜ!!」

まどか「あたしも頑張るぞ!」

 沙都子「圭一さんとまどかさんを援護いたしますわよ!」

梨花「はい・・・なのです!」

みんなが魔女の手下らを返り討ちにする!

圭一とまどかはこの結界の番人『人魚の魔女』まで向かった・・・2人の必殺技で簡単に仕留めた。

キュゥべえ「ようやく、最後の突破口が開いたようだ・・・」

  そして、舞台の魔女が待ち構えている最高峰へと向かっていく・・・

 

戻る  続く

 


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